平成15年度 PTA指導者地区研修会

■清水・庵原地区
9月19日(金)
於 マリーナハウス
     エリザベート
参加者 182名

テーマ「地球環境とPTA」
1. 開会のことば
2. あいさつ
    清水工業高校PTA会長 堀池喜久司
    清水工業高校校長  細井 博勝
3. 来賓祝辞
    県高P連副会長   山口  茂
4. 基調講演
「21世紀の生活提案」
 −それぞれの役割・それぞれの未来−
富士常葉大学環境防災学部助教授 松田美夜子先生
 毎年、自費でドイツ等の環境先進国を訪問し、お手本を見てきます。中でもスイスのツェルマット村の取り組みは素晴らしい。村内を走るのは全て電気自動車。ワンワェイ容器を使わず、有機ゴミは堆肥に変えるといった取り組みを徹底しています。結果、年間一二〇万人の観光客が訪れるにもかかわらず、この村には二百年以上前の自然環境が現在でも保たれています。
 翻って日本に目を移しましょう。私がISO14001取得企業の祝賀会に招かれ、その企業の経営するホテルに宿泊する際、ワンワェイ容器の多さにがっかりさせられる事がよくあります。このような日本人の言行不一致をどう修正していくかが今後の重要課題です。
清水・庵原地区講演会
 私がゴミ問題に興味を抱くことになったそもそものきっかけは、埼玉県川口市への移住でした。当時川口市では全てのゴミを焼却し、灰を埋め立てていました。分別されないゴミを、「かわいそう」と言って分ける子どもたちを見て、ゴミの処理方法に疑問を持ったのです。川口市の市政モニターに応募し、ゴミの分別回収とリサイクルを始めました。これにより年間約一億円のゴミ処理代金が町内会に戻り、二万三千トンのゴミが減りました。分別すれば資源になる物を、多くの税金を使って灰にしてしまっていたわけです。ペットボトル三本でワイシャツ一枚、牛乳パック30枚でトイレットペーパーが5個作れるのです。
 近年食品リサイクル法、家電リサイクル法、建築リサイクル法等が整備される中で、あしたから何ができるのかを市民、企業、行政がそれぞれの立場で考えることが大切です。ゴミの減量につながる商品の開発や販売を、行政が応援することも必要です。便利だから、簡単だからという理由だけで、ワンワェイ容器や使い捨て商品を選ぶ意識を変えることから始めてほしい。
 この研修会に参加した一人一人がゴミ問題について考え、多くの人たちを変える力になっていただけたら私は嬉しいです。
5. 分科会
地球環境とPTA
 −家庭からできること
・捨てる文化が当たり前になっている。それは優しい心まで捨てることになる。
・生ゴミを処理しても使い道がない。
・着物の仕立て直しで再利用している。
・ある学校や企業では、ビオトープが憩いの場となっている。便利を追求してきた報いが今ここにある。
・子どもの物を大切にしない態度は、躾以前の問題。大人が手本を示さなければいけない。子どもを教育する前に親の教育が必要。
・制服などのリサイクルをしてほしい。既に実施している高校がある。
・学校でも印刷物は両面使用し、節約を心がけている。
・ゴミ問題はいかに処分するかではなく、いかにゴミを少なくするかである。自分の範囲内での経済性ではなく、大きな範囲で考える事が重要。そのためには人間の感性と品位が必要で、知識人になってほしい。
 (松田美夜子先生)
・親と子、教師と生徒が同じ意識を持って地球環境を大切にし、次世代に引き継ぐことができるよう考え、行動しよう。
 このような話し合いの場が、もっとたくさんあればいいのに、という意見に象徴されるように、これからの自分たちの環境への取り組みに、十分生かせる貴重な意見が活発に出され、有意義な分科会となった。

清水・庵原地区分科会
 

6. 全体会

7. 講 評
    清水西高校校長 吉本 秀樹

 



 
このホームページ内の画像及び文章の著作権は、静岡県公立高等学校PTA連絡協議会に帰属します。