平成15年度 PTA指導者地区研修会

■志太・榛原地区
7月2日(水)
於 吉田町学習ホール
参加者 220名

1. 全体会
(1)開会のことば 
  相良高等学校PTA副会長 名波 芳則
(2)あいさつ
志太榛原地区公立高校PTA連絡協議会 会長 増田 正弘
携帯電話やパソコンの普及、マスメディアの発達により、子供達は、出会い系サイト・薬物といった多くの危険な情報の中で生活しています。そのような状況下にある今、家庭教育が重要になってきています。
 第一印象は、数秒で決まり、その印象を決定づける要因は、態度・言葉といった無意識のうちに出てしまうものです。これを育むのが、家庭教育です。
 「人は関心を示す人に関心を示す。」と言います。「子どもが言うことをきかない」「会話がない」という言葉をよく耳にします。子供が話しかけてきたときに、「今忙しい」「遊びに行かないで勉強しなさい」と、頭ごなしに押さえつけた経験はないでしょうか。子供を育て、理解することは難しいことです。しかし、方法を変えれば、結果も変わるのではないでしょうか。
 生活の中で無意識に出てしまう躾の重要性を鑑み、また、親子だからこそ、素直に語り気持ちを分かり合い、自信を持って「我が子だ」と言えるような家庭教育をと考え、「我が子の健やかな成長を願って〜今こそ見せよう 親の底力」とテーマを設定しました。
(3)来賓挨拶
 静岡県公立高等学校PTA連絡協議会会長 西原 茂樹 
 学校週五日制が導入され、土曜日の有効活用の重要性が主張されています。土曜日の活動中における生徒の事故やPTA活動中の事故への補償体制を確立しました。また、受動喫煙の観点から小中高の校地内での禁煙化への対応を検討しています。さらに、少子化の進展に伴い、学校が統廃合されていくことが予想されます。その中で、地域から必要とされる学校作りや、PTA・後援会・同窓会がどう学校に関わっていくかが重要になってくると考えられます。
 
 志太榛原地区公立高等学校長協会代表 菰田  勇
 今、学校は変革の波にさらされています。厳しい激動の時代に入ってきた中で、PTA活動のありがたさを実感しています。これからは、地域の方々の力を借り、PTAの支援をいただきながら、協力して学校を運営していく時代だと思います。
 最近、読んだ本の中で、良い母親の条件が紹介されていました。スキンシップが上手なこと、よく働くこと、家庭に笑いを持ち込めることです。これは母親だけでなく、父親にもあてはまると思います。
 親として、PTAとしての在り方について、本日の研修会で十分研修して頂きたいと存じます。
2. 講演会
「環境と子供」
講師:徳川観光歴史記念館代表取締役 名波 元一 
 子供は育つ環境で大きく左右されることを、四人の息子を事例として話させていただきます。
 弟二人は親の目から見ても、非の打ち所がない息子でした。兄二人は優秀といわれて育ったが、親の事業の失敗と共に、悪に染まっていきました。その時、子を守れるのは親しかいないという一念で体当たりで向き合いました。親は勝手なことをいったり、やったりします。多くの親は世間体を気にするあまり、時として、助けるのは親しかいないということを忘れてしまうように思われます。
 また、親が範を示せば、自然と子供もそうなっていきます。勉強も大切ですが、家庭では、その前に最低限の常識、当たり前のことを身に付けさせるべきだと思います。そして、子供と共に生きていくことが大切だと思います。
 
3. 分科会
<第一分科会>
「伝統ある百年、誇りと勇気を持って全員参加のPTA活動」
 PTA活動に保護者全員参加を呼びかけ、PTA活動をより充実したものにするためにはどうすればよいか、各学校での活動の工夫や活動時の問題点について討議されました。
志太・榛原地区研修会 第一分科会

 地区懇談会の出席率が低いので参加の呼びかけをしています。具体的には文化祭にPTA役員と生徒による展示や出し物(焼津水産高は鰻の蒲焼き、吉田高ではPTA役員がバンドを組んだ)等です。生徒が指導員をする体験教室、公開授業、大学・短大への見学会を開いた学校もありました。PTA活動を綴ったPTA便り等を発行し、文化祭(餅つき参加)に役員だけではなく保護者も参加を呼びかけました。PTA役員の依頼が難しくなってきたという意見も出ました。
 最後に、次のような助言を頂きました。各学校のPTA活動を通しどこに重点を置くか考えて頂きたいです。生徒と保護者が共に何かをすることがいいでしょう。また、活動を通してチームワークを大切にし、教師側も信頼関係を失わないように日々努力していきます。全員が参加するPTA活動を目指して頂きたく存じます。
<第二分科会>
「学校と家庭・地域との関わり」
 「PTA・地域の方々が参加する学校行事は、どの高校でも文化祭という報告でした。各学校とも特色あふれるプログラムを実施しています。文化祭とその前後の週にオペラ公演を行っている高校、生徒が作ったジャムやマグロの缶詰等の販売をしている高校、バザーを行っている高校もあります。
志太・榛原地区研修会 第二分科会

 
文化祭以外では、進路に関するものが多く挙げられました。地元の様々な企業の協力を得て、一週間程度の職場体験学習を行っている高校、地域の方や保護者が面接指導を行っている高校、PTAが独自に講演会や懇話会を企画している学校もありました。
 
学校・家庭・地域だけでなく、様々な視点から生徒を見つめ、さらに大きな輪で教育活動を行うことが大切だという点に集約されました。
<第三分科会>
「父親は子どもとどう関わるか?」
  〜家庭で、地域で、学校で〜
吉田高校PTA副会長 増森 光敏 
  発表をまとめると、「子どもとのふれあいは殆どなく、PTA等の行事に参加するのも母親が多い。しかし、食事はなるべく一緒に食べるよう努力し、父と娘、母と息子も仲が良い。家庭内のコミュニケーションはとれている。」と考える人が多いようです。一方、「親が子どもにベタベタする必要はなく、無関心ではいけないが干渉しすぎるのもよくない。ある程度任せることも必要だし、高校生だから大人として接することも大事ではないか。親ががんばる姿を見せることで、子どもは成長する。」という意見もありました。また、地域の人が子どもにもっと関心を持って欲しいとの要望も寄せられました。
以上を受け助言者吉田高校長から、「干渉しすぎない、放任しすぎない、絶えず目を子どもから離さない、子どもに常に関心を持つこと。」など、まとめのお話をうかがい、父親の協力を約束し散会しました。
 

4. 大会宣言
    相良高等学校PTA副会長 長野豊彦

志太・榛原地区研修会 大会宣言

5. 閉会のことば
    藤枝北高等学校PTA会長 平口恭利

 



 
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