平成15年度 PTA指導者地区研修会

■沼津・駿東地区
7月3日(木)
於 沼津市立図書館
参加者 210名

1. 全体会

開会のことば
  裾野高校P会長 勝又 保
あいさつ 
  沼津西高P会長   永倉 和泰
  沼津西高校校長   杉本 一美
来賓あいさつ
  県高P連事務局長  兼子  護
県P指導者研修会報告
  沼津高校P会長   浅井  正


2. 講演会

「青少年の悩みと大人の役割」
 講師:静岡犯罪被害者支援センター理事 小沢 厳先生
(講演内容)
 相談室に来る子供の悩みは人間関係におけるつまづきが多い。また悩んでいる子は心の中を言葉でうまく表現できない。正しい言葉も子供にはうまく通じない。診断的な言葉がもっとも信頼されない。
 なぜ非行化するのか。情緒障害に起因すると今言われている。わかってくれる人がいると気づくと心は明日へ向かう。それが家庭の役割である。
 どのような子育てがいいのか。「模範的な家庭」を押し付けられるのも子供にはストレスになる。ありのままの親の気持ちを表現することが大切
 不登校・学校恐怖症・引きこもりが増えている。誰にでも起こりえる現在の最も大きな問題である。
 最近の母親は子供によくなってもらいたい気持ちが一杯で受け入れる余裕がない。気持ちを理解するためには頭をからっぽにして話を聞く事が大切。
 子供の状態がいいかどうか見極めるためにはしばらく様子を見てその子任せることもある。
 高校生の特徴は自分の考えを理詰めでいこうとする。見守ってあげたい。
 また、自分自身をよく見つめるようになる。気になる時は声を掛けてあげたい。身体的にも大人に近づき性的な問題も多くなる。子供の自立を認めながら大人が十分見守ってあげることが大切である。

<第一分科会> (沼津市立高校担当)
  「親子で考える進路」親のかかわり方
  司会: PTA副会長 楠  雅彦
  基調説明: PTA進路副委員長 佐藤 浩恵
  書 記: PTA副会長 上山 澄枝
  発表者: PTA進路委員長 小松 益恵
PTA進路副委員長 杉山よしみ
  助言者: 沼津西高校校長 杉本 一美
沼津城北高校校長 杉浦 秀弘
沼津市立高校校長 田中 保幸
 


○テーマ設定の趣旨

 日本の親子関係は、他の国より大きく劣っていて、そして親子の心理的距離はこの十数年の間に年々悪化している。こうした中、私たち親は子どもたちの進路に、どう関わっていったらいいのか。もっと子どもたちに目を向け進路に関心を持ち、そして親子でじっくり話し合い、ともに考えていきたい。
発表者の小松さんが、PTA研修旅行について、歴史を交えて説明をし、続いて、杉山さんがPTAによる就職模擬面接について、それぞれOHPを駆使して報告を、行った。

沼津・駿東地区研修会 全体会


○参加者の意見
 時間もなかったためか、あまり活発
な意見交換もなかったが、大学訪問の
研修旅行への参加人数に関する質問、
 また、あるPTAでは、学校に全てを任せず、生徒と父母、同じ目線で考えられるようPTAみずから親を対象とした進路指導を計画しているとの話がありました。

○助言者より

 自分の成績がここだからこの大学ではなく、あの校舎で学んでみたいとか子供たちがロマンを持って大学を選べたらいいと思う。現在、大学が凄いスピードで変化しているので、大学訪問する事はとても意義がある。
 親が子供にアドバイスをし、進路択の際、きっかけを作ってあげること大切である。
 日々の生活の中で、父親の関わり現在ますます重要になってきている。子供達の成長の過程の中で、節目節目を捉らえてしっかり関わることを大切にして頂きたい。

 

<第二分科会> (私立沼津高校担当)
  「学校防災計画とPTAの連携」
  司会: PTA生活委員長 伊藤 晃一
  基調説明: PTA副会長 古家 浩人
  書 記: PTA生活副委員長 野田 佳子
  発表者: PTA監事 斎藤 孝一
  助言者: 御殿場高校校長 青島  裕
沼津商業高校校長 渡邊 文藝
沼津聾学校校長 平澤  正
 


○テーマ設定の趣旨

 静岡県では、かねてより東海地震発生の危険性が強く指摘されていますが、高校生やその保護者の日常生活においては、阪神淡路大震災の悲惨な記憶が風化していくなかで、充分な防災意識をもち、必要な備えを固めている人が少なくなってきているのが実情ではないでしょうか。
 そこで、本分科会では、各参加校のご協力により、各校の防災計画を提供いただき、保護者の立場からその概要と各校毎の取組みの特徴などを把握するとともに、被害を最小限にとどめるために、PTAが学校と連携して担うべき役割を考えていきたいと思います。

沼津・駿東地区研修会 講演会

○発表内容
 過去の震災事例、東海地震での被害想定とそれに対応した学校防災計画の概要、そして被害を最小限にするための学校防災計画とPTAの連携のあり方について、調査の成果をパソコンとプロジェクターを用いて発表しました。

○意見交換

 参加校を代表して、裾野高校より、防災訓練で地域毎の防災マップを作成し親子でその避難ルートを歩く計画などの取り組み状況が紹介されました。

○助言者より

 災害時の学校の役割は、生徒の安全確保が第一であり、次に生徒を確実に保護者に引き渡すことにあります。そのため、校舎の耐震化などの施策をすすめています。防災訓練にも、マンネリ化を避けるため、いろいろと工夫して取り組んでいます。また、時代変化に応じた防災計画の見直しも課題です。PTAには、災害時の生徒の引き取り、地域防災訓練への生徒の参加促進などでご協力いただければと思います。本日の発表で提案いただいた内容については、今後、各学校で検討していきたいと思います。

 

<第三分科会> (裾野高校担当)
  「学校行事におけるPTAの役割」
  司会: PTA副会長 堀内 晴男
  基調説明: PTA副会長 小池 和子
  書 記: PTA副会長 渡辺 勝江
  発表者: PTA会長  勝又  保
  助言者: 裾野高校校長 岡本 行司
沼津東高校校長 工藤 達朗
御殿場養護学校校長 渡邊 嘉孝
 
○テーマ設定の趣旨

 本校では、年二回の緑化作業・五龍祭・クロスカントリー等の学校行事にはPTAの積極的な参加がみられますが、PTA総会や地区会の出席率があまりよくありません。今年度は土曜日にPTA総会を実施したのですが、例年に比べてあまり出席率が増加しませんでした。学校に関心を持ち、学校行事に積極的に参加するためにはどのようにしたらよいか、他校の実践例などを伺いたいと思います。

○参加者の意見交換

 四つのグループに分かれて各学校の取り組みについて活発な意見交換がなされました。特にPTA総会や地区会の出席率が高い学校では保護者が学校に関心を持ち積極的に参加をしているとの意見もありました。文化祭やマラソン大会などPTA活動が伝統行事になっているとの報告もありました。学校行事にどの程度PTAが関わっていったらよいかとの意見に対して、学校側と密接な連携を取りながら積極的に参加していかなければならないとの意見がありました。各家庭が子供に関心と責任を持たなければならない。そし
て、魅力ある行事づくりをしていかなければならない、との意見でまとまりました。
 これからの課題として、個々の生徒、家庭で、もっと有効的に、週休二日制を活用し、将来の目標、地域社会への参画等々、学校、家庭、地域社会が一体となった取り組みが必要ではないかと思われる。

○助言者より

 各グループでの活発な意見交換、とても感激しました。学校はPTAに支えられています。このようにすれば参加しやすいということを学校に言ってきてほしい。行事は学校側だけではなく、PTAの協力もなければできません。これからも家庭・学校・地域との連携をより密接にしていただきたい。

 

<第四分科会> (裾野高校担当)
  「子供を取り巻く社会環境と PTAの役割」
  司会: PTA会計監査 加藤  伸
  基調説明: PTA副会長 芹澤 茂晴
  書 記: PTA会計 塩田みよ子
  発表者: PTA副会長 関野 敏男
  助言者: 沼津盲学校校長 鈴木 敏之
御殿場南高校校長 大村 正順
沼津工業高校校長 山本 忠義
  ○テーマ設定の趣旨
 昨年度より週五日制となり、生徒の家庭や地域社会での生活時間が多くなったことや景気の低迷で生活不安が増加する中で生徒を取り巻く社会環境が悪化している。そこで学校・家庭・地域社会との密接な連携が不可欠になってきている。親として子供との会話を深めつつ、PTAとしてどのような役割があるのか、今、何をしなければならないのか、考えていかなければならない。本校では、特に頭髪・服装の指導や携帯電話、アルバイトの指導について取り上げました。家庭での指導を強化していくためには、どのような方法があるのか、などについて他校の取り組みの状況・課題を伺いたいと思います。

○参加者の意見交換

 五つのグループに分かれて各学校からの取り組みについて活発な意見交換がなされました。まとめとして、高校生だからといって放任するのではなく、もっと子供と関わりを持ち、そして愛情を持ちながら共に問題に立ち向かっていく必要があると思います。
 自分の子供に関心を持つことです。そのためには親子のコミニュケーションが不可欠です。家庭において楽しい会話ができるような環境づくりに努力をする必要があります。そして、学校側と密接な連携を取りながら問題解決にあたらなければなりません。多くの問題を抱えている現在、家庭での役割が重要です。

○助言者より

 日本人の素晴らしい道徳観は、時代が変わっても守っていかなければならないものです。その意味からも頭髪・服装や携帯電話問題について、親として毅然とした躾をしていくことが大切です。

 

 



 
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