| 〈問題提起〉 |
| ■二俣高校教諭
諸井 孝裕 |
一. 大切な時期だから、適切な親の干渉が必要である
発達段階の子供にとって、身近な親の援助、激励は本人を大きくすることは言うまでもない。
(一)心身共に健康で、規則正しい生活を送ること。
(二)家庭学習を毎日二時間以上、休日も規則正しく学習する。
(三)だめなことはだめと厳しく叱り、良いことは多少のことでもほめる。
二. 人生について、適切な時期にじっくりと考えさせたい。
一年時は希望進路の違いを問わず、好ましい就職観を育てるために、学校行事、総合学習の時間を使い、産業のこと、企業で働く意義を勉強し、基礎学力を定着させる。
二年時は進路希望を決定させる。ジュニアインターンシップの制度を活用し自己実現につなげる。
教科選択、コース選択、進路決定など、家庭のかかわりが一番大切ですから一年の時から進路を親子で一緒に考えることが大切である。 |
| ■磐田農業高校PTA会長 松浦 功 |
一. 進路状況
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磐田地区研修会 分科会 |
卒業生の六割が就職、四割が進学であり、その進路先は農業高校であるにもかかわらず多様化している。
二. 保護者が子供の職業観・進路意識にどのように関わるか。
子供達は親や教師、身近な人の中から仕事や労働を観察することによって、職業観や人生観を得ようとしている。
従って親は、進路選択の時だけ子供と向かい合うのでなく、毎日の生活の中で、やり甲斐や生き甲斐を感じるような職業観を持たせることが大切であると感じる。 |
| ■袋井養護学校PTA会長 浅岡知恵子 |
卒業後、自宅から会社や作業所に出かけ働いたり仲間と話し、夕方に帰宅し家族と過ごすという当たり前の暮らしを願っているが、行き場所がないのが現実である。不況で企業側に障害者を受け入れる余裕がなく、さらには機械化のため単純な作業が減ったことも影響していると思われる。
中東遠地区就業促進協議会の取り組みとして、学校と磐田・掛川ハローワークの共催で平成11年度から行っている。企業28社の方に高等部の授業に参加してもらい、生徒と共に触れ合う場を設けている。また、企業相談会では卒業生を雇用している企業の協力を得て就業現場の見学実施している。「いわた産業祭り」「袋商祭」等で市民の方々に生徒の作業作品を見て頂く機会を設けている。
PTAの取り組みとして、進路部では、進路講演会、進路先見学、施設体験、施設見学、などを実施しました。 |
| ■磐田南高校PTA副会長 安間 龍彦 |
どの高校でも学校の進路指導が大きな役割を果たし、保護者も大いに頼りにしている。家庭はどのように進路選択にかかわり、また役割を果たしたらよいか考えたい。
生徒の自己理解の手助けとして、生徒の持つ能力、適性を保護者も一緒に考え、アドバイスすることが必要であり、それには日頃からよく話し合うことが肝要と考える。さらには、学校と保護者がより密接に協力し合い、本当にその生徒に有益となる充実した進路選択が実現できるよう尽くすことが大切であると考える。 |
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| 〈発言〉(意見発表) |
・家庭との話し合いも大変必要なことであり、三者面談の機会をもっと多く持っても良いのではないか。
・保護者と話しをすると、子供と話しをしていない家庭が多いのには驚く。もっと家庭での会話を多くして欲しい。そうすれば進路指導もスムースにできると思う。
・専門の職業高校を卒業したのにもかかわらず、関連している職業に就いた者が三人しかいないということについてどんなふうにお考えなのか知りたい。
・卒業後すぐに自営業で家に入ることは、今の若い人はしてくれず、一度は社会へ出て働き、その後家業を継ぐというパターンになっている。 |
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| 〈まとめ〉 |
| ■二俣高校校長
濱田 勝 |
ある新聞の記事に「仕事をすることは生涯掛けて自分の可能性を探していくこと、仕事は自分で探すもので、親はサポートしない方が良い」と書いてありましたが、現況ではモラトリアムやパラサイトからフリターになる者が大変多い状態である。また、学校・親子が努力しても進路につながらない現実もある。ですから、我々は生徒達を突っぱねるのではなく、学校と家庭が協力して支援態勢を組まないといけないと考える。
六月に政府が発表した「若年自立挑戦プラン」の中で、学校でやることは適切な勤労観と職業観の醸成だといいます。
進路は学校任せという傾向はないでしょうか。社会が複雑化し、家庭が大家族の頃持っていた総合的な機能が少なくなり、産業構造が変わり子供が親の働く姿、背中を見て職業観や人生観を身につけることが困難になってきました。そうすると、当然、専門的な情報を蓄積している学校に進路指導を依存することとなる。
しかし、進路指導は学校が中心になりつつある中、もう一度家庭の役割が重んじられるべきではないかと思う。
今日の各校の発表の中にそのようなことがいくつも出ています。親の生きる姿を見せにくい時代ですが、言葉や自分の体験を子供達に語り、大人が子供に模範の姿を見せることが大切と思われます。 |