平成15年度 PTA指導者地区研修会

■富士地区
9月26日(金)
於 ロゼシアター
参加者 190名

研修テーマ 「社会人としての自立」

1. 全体会

(1)開会のことば
  星陵高PTA会長 須田 素弘
(2)挨 拶
  富士宮西高校PTA会長  佐野 裕克
  県立高等学校PTA連絡協議会副会長 豊岡 武士


2. 講演会

「いい子?いい奴!」
   〜生徒に教えられたこと〜
 講師:元富士山麓山の村所長 白井三郎氏 
「何が人間を作るのか?」よくスポーツが人間を作ると言われているが、スポーツ自体が人間を作るわけではない。スポーツを通じて、その苦しみや我慢することを味わい、身につけるのである。勉強でも同じ事が言える。
 「いい子」というのは、チャンスは良い事ピンチは悪い事と考えピンチになると逃げてしまう。本当はピンチが最大のチャンスになるのである。なぜならピンチになると人間の本性が出るので自分なりに考え、それを乗り越えていかなければ大人になれない。一度はそれを味わうことが大切なことなのだ。それに関連しているのが子供にとってのメ親切ヤである。大人は親切と勘違いして子供に手を貸してしまうが、それは子供の能力を潰してしまうことになる。ある程度放っておき、意味のあるプレッシャーを掛けてやる事も大人の役目である。それによって子供がもがいたりあがいたりしてその山を越えると成長する。そしてどんなに小さな事でも変化があったら褒めてやる事も大切である。

 

3. 分科会

<第一分科会>
  テーマ 「雨の朝、学校周辺は大渋滞」
  発表者: 富士東高PTA会長 石川一夫
   現代は指示待ち症候群やマニュアルが無ければ動けない人間が多くなっている。社会人としての自立を考えた時今の若者に最も欠けているのが主体性と創造力ではないだろうか?学校もこれらを学ぶべく新たな教育を推進している中家庭ではどうだろうか?
 雨が降れば送り迎えをする。知らず知らずに親が先行している事が多い。これらが行き過ぎると過保護になり、本人の主体性を欠き依存心を助長してしまう。社会人として自立していく為には様々な環境から影響を受けるが家庭に関わる要素が一番多い。子供にかかわる際の距離感や意識を見直し、その気持ちを尊重する事が主体性・創造力を育みそれが自立心を育てると思う。
  助言者: 富岳館高校長  赤池 大樹
富士養護学校長 名倉慎一郎
富士宮西高校長 鈴木 敏彦
  助 言
・子育ては有史以来行われてきた。一人前に育てる事が基本。苦労なしでは人生は有得ない。個人で乗越えなければならない社会的な事、してはいけない事をきちんと教える。子供は親の言う事は聞かないが親に似る。車での送迎は短時間だが、徒歩で自然の変化や社会生活に触れる事も教育。
・学校では保護されている。社会に出ると大変。障害をもっていても本人にさせるという動きが活発化している。本人達の力を認めフォローし生かしていく事が大切。

 

<第二分科会>
  テーマ 「親が変われば子供も変わる」
  発表者: 吉原商業高PTA会長 山本敏康
 
 高校生は社会人なのか?自立とはまず家庭からではないのか?子供は親の真似をし成長する。スポーツでも会社でも先輩の真似をして成長する。真似をする中で自分自身判断が出来た時が自立ではないか。
 生徒の気持ちを知るためにPTA会長が生徒との懇談会を開き、なぜこの学校を選んだかという問いかけに対し、就職をしたい。自営をしたい。結婚をしたい。等予想していたのと異なる現実的な答えが返ってきた。また、親との会話について聞いたところ、一般的な会話はするが、自分自身の大切な会話はしない。理由は、親が信頼できない。尊敬していないからという答えが返ってきた。
 
富士地区研修会 分科会
 
  討 論
・挨拶運動を利用し、PTAで服装チェックを実施した。
・雨天時学校への送迎は必要か。学校周辺の混雑もあるが、生徒への影響も大きいのではないか。
  助言者: 吉原工業高校長 櫻井 武夫
富士東高校長  河田 一男
富士見高校長  竹谷  勝
富士宮北高教頭 中田 保男
  助 言
・親が自分に無いものを子供に求めるのは無理求めたければ親自身が変わらなければならない。
・親は子供を愛情の対象としてとらえるべきで、評価の対象としてとらえてはいけない。
・子供は親離れしているが、親が子離れできていない。

 

<第三分科会>
  テーマ 「子供の自立心を育てる  家庭の教育力」
  発表者: 富岳館高PTA会長 桜井  守
   テーマ発表のあとの意見交換から各家庭での実例…携帯の代金は限度額を超えたら小遣いから支出。給与明細を見せ、一緒に考える事で経済観念を養う。家事をする事で家族の一員としての役割を持たせる(男女限らず)。買い物をしたら領収書を出させている。子供ひとりひとりを比べず個性を尊重。ボーイスカウト、ガールスカウトで自分の事は自分でという姿勢が身についたなど各家庭で子供に対する接し方も違い、それにより子供と会話をする機会を増やしたり我慢する力を養わせたりと努力している様子がうかがえた。また、子供と接するには親も毅然とした態度や忍耐が必要である。といった意見もありました。
  助言者: 富士宮東高校長  佐藤 玲子
吉原商業高校長  斎藤 照安
吉原高校長    水上 重夫
星陵高校長    森竹 鍵治
  助 言
・自然体で子供に臨む。
・人との関わりをもっと持つ。相手の人格も認める。
・家庭で決めた事は通す。
・あいさつなど小さな事から気長にやっていく事が大切。
・苦しい状況を作り出せることが大切。
 どの助言からも「たくましく、強く育てる」ことが大切という意見でした。



4. 全体会

(一)分科会の討論内容報告
(二)講 評

    富士高校長  大石  收
(三)閉会のことば
   富士見高PTA会長 石橋 広明

 

 



 
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