平成十五年度


県高P連総会

総会 会長あいさつ

 平成十五年度県高P連総会・研修会が、六月五日(木)しずぎんユーフォニアにおいて開かれた。各学校より、PTA会長や校長三六五人が出席。
 挨拶の中で、西原会長は、学校週五日制の実施による土曜日対応について触れられ、休業土曜日のPTA等主催事業において生徒に事故等が発生した場合、安全振興会の救済が受けられるが、安全には十分な配慮をお願いしたい。
 また、昨年度設立された「全高P連賠償責任補償制度」にも安全振興会の助成を受け全校が加入できたことを報告。更には、今後少子化の反映により学校の統廃合が進むが、特色ある学校、地域が支える学校、保護者が支える学校は生き残れると語り、学校・地域・保護者の連携の重要さを話された。
 来賓の鈴木善彦県教育長は、「こころざし」を持った子供たちの育成が大きな目標であり、その目標達成のためには、学校・家庭・地域・行政等の連携が大切であると語られた。また、多くの学校で学校評議員が設置され開かれた学校づくりが推進されていることや確かな学力の育成のため読書活動が大切であると語られた。
 続いて、PTA活動の充実・発展にご尽力された九十九名の方々の表彰が行われた。
 総会では、平成十四年度事業報告・決算報告、県連役員改選、平成十五年度事業計画・予算書案等が提案され満場一致で承認された。
 引き続いて行われた研修会では、「家庭の役割・学校の役割―生きる力を育むために―」をテーマにシンポジュウムを行った。
 
 

祝 辞

静岡県教育委員会教育長
鈴木 善彦

(1) 挨拶・教育方針
   平成十五年度静岡県公立高等学校PTA連絡協議会総会の開催、おめでとうございます。また、本日功労者として表彰を受けられる皆様には、これまでのPTA活動への御尽力に、心より敬意を表します。
 本県は昨年「『人づくり』2010プラン」を策定し、今年度はその実践の年であります。「感性、知性、心身」のバランスのとれた教育の推進、基礎・基本を身に付け、自ら学び考える「こころざし」を持った子どもの育成のため、今後とも一層の御支援をお願いいたします。
 
(2) 開かれた学校づくりの推進
   今年度、全校において、学校評議員の設置、自己評価の導入等、開かれた学校づくりを進めております。これらに対応して、地域への広報や中学校との連携や授業公開日の設置や住民の部活動への参加等、多様な取り組みが始まっております。さて、完全学校五日制の下、PTAの御支援により各校で土曜日の活動が展開される中、「学力」の問題へも様々な御意見を伺っております。
 
(3) 確かな学力の育成
 
総会 教育長あいさつ
 先日グランシップで「第一回『確かな学力』育成会議」が開催され、高P連から、浜松西高の松井会長に委員として御参加いただきました。
 大学生に委員からは、これまで「なぜそう思うのか」を考える教育を受けてこなかった、という指摘がございました。
 若者がインターネットを駆使しながら、深く物事を考えることを避ける傾向は、文部科学省の学力調査でも、読解力の不足や無回答の増加として表れており、自ら考え身に付けた学力の育成が、喫緊の課題であると考えます。
 その方策の一つとして、子どもの読書活動の推進が今年度の課題であり、新たに学校図書館の活性化について研究するモデル校を、十三校にお願いしました。モデル校を中心に、県全域での学校図書館活動のレベルアップを図ってまいります。
大会が開催されます。斎藤孝氏、鈴木重子氏の対談等が予定されております。
 
(4) 家庭の日リニューアル
   本県では、今年八月、三十七年ぶりに「家庭の日」をリニューアルいたします。毎月第三日曜日を「家族ふれあいサンデー」、第三日曜日からはじまる一週間を「家族ふれあいウィーク」とし、協賛施設の優待制度等を実施いたします。また八月を家庭教育を考える強調月間としました。さらに、今回新たな視点として、地域活動への参加や人々とのふれあいを加えました。昨年、文部科学大臣表彰を受けられた、袋井養護学校PTAの「わくわく土曜サロン」、障害のある子どもをボランティアが支える土曜日の活動では、地区の高校生が企画運営に参画し、活躍したと聞き及びました。こうした活動は子どもの豊かな人間性をはぐくみ、地域の活力にもつながるもので、ぜひ推進していただきたく思います。
 
(5) 中退者の減少、喫煙防止教育
   先般、本県の十四年度の高校中退者が、七年ぶりに大きく減少したと報告がありました。今回前年度より約三百三人減少し、1.69パーセントとなりました。特に学校生活への不適応や学業不振による退学が減少し、日ごろのきめ細かい指導と、保護者の御理解、御協力の成果であると感じます。
 喫煙防止教育につきましても、PTAの御提言に基づき、「学校における喫煙問題検討委員会」で論議を重ね、各地で取り組みが広がっております。家庭や地域においても積極的な推進をお願いします。
 最後になりますが、今日、地方分権が教育の分野においても進みつつあります。「自立・創造」へと、学校の裁量を拡大した「特色ある学校づくり」が求められる中、PTA活動への期待はより大きなものとなります。皆様には、「この学校で、どんな子どもを育てるのか」、忌憚のない御意見と、学校づくりへの参画をお願いいたします。しずおかの教育の推進と、高P連の益々の御発展を祈念しまして、挨拶といたします。

 


 

事 業 計 画

[目 的]
 次世代を担う青少年の心身共に健やかな成長と高等学校教育の更なる充実と発展を願っている私たちPTAは、生涯学習の視点に立脚して、自らが学び、自らの資質の向上に務めると共に、青少年を取り巻く社会環境の整備と浄化を積極的に推進する。
 また、社会教育団体として家庭・学校・地域社会との連携を図り、家庭や地域社会の教育力の充実及び向上等に寄与する。そのため、次の重点目標を定め、以下の事業を企画し積極的に展開する。
 

[重点目標]
1  自主的、主体的なPTA活動を推進し、充実した特色ある学校づくりを支援する。
2  学校及びPTA相互の連携(公立、私立を問わず幼・小・中・高校)を密にし、地域ぐるみの青少年の健全育成を図る。
3  教育環境の整備及び浄化を図る。
4  学校等と連携し、交通安全教育・交通安全運動を推進する。
5  「完全学校週五日制」に適切に対応するため、学校と一体になって事業を推進する。
6  新しい時代にあったPTA活動を推進できるよう諸施策を検討する。

 

事  業

1 PTA研修会の開催
  (目的)青少年の教育には、保護者自身の指導力を高め、家庭教育の充実を図ると共に、学校や地域社会との連携を深め、教育の成果を一層確かなものにしなければならない。そのため、次の研修会を開催する。
 

 
(1)
指導者研修会(総会時)
期 日 平成十五年六月五日(水)
会 場 しずぎんホール(ユーフォニア)
参加者 単位PTA指導者
内 容
 一、総 会・全体会・表彰
 二、研修会・シンポジウム  テーマ・家庭の役割・学校の役割 〜生きる力を育むために〜

(2) 地区指導者研修会
期 日 平成十五年六月〜十月
会 場 県内十一地区 (盲・聾・養護P連も含む)
参加者 各単位PTAから指導者二十名
内 容 青少年健全育成・家庭教育の在り方・地域活動の進め方等、
    
各地区の課題解決のためPTA研修

(3) 特別委員会
期 日 平成十五年六月二十一日(土)
会 場 県男女共同参画センター「あざれあ」
参加者 本会役員等
内 容 交通安全教育及び学校における喫煙問題等について

   
2 PTA指導者研修(県外・海外)
   (目的)高校生の健全育成を目指しつつ、社会教育としてのPTAのあり方を追求するためには、広い視野とより高い識見が必要である。その目的達成のため本会代表者を県外あるいは海外研修に派遣する。
 
 

(1) 東海地区高等学校PTA連合会  総会・研究協議会(岐阜県)
期 日 平成十五年六月十八日(水)
会 場 岐阜県 岐阜市民会館
参加者 東海四県代表者及び希望者
 ・総 会
 ・研究協議
  ◎高校教育とPTA(岐阜県)
   (全高P連大会で発表)
  ◎進路指導とPTA(三重県)
  ◎生活指導とPTA(愛知県)
  ◎家庭教育とPTA(静岡県)
   (全高P連大会で発表)
 
(2)全国高等学校PTA連合会大会 (兵庫大会)
期 日 平成十五年八月二十日(水)〜二十二日(金)
会 場 兵庫県神戸市 ワールド記念 ホール 他六会場
参加者 全国PTA会員及び希望者 (約10,000名)
開会式 全体会・表彰式等
研究メインテーマ『羽ばたこう 未来を託す 若い芽よ』
サブテーマ
《見つめ続けよう我が子の成長、問い続けよう家庭のあり方、与えよう「愛と夢」》(七分科会)
記念講演
  演題「二十一世紀への挑戦」
  講師 兵庫県立人と自然の博物館    館長 河合 雅雄氏
 

3 青少年育成活動事業
  (目的)会員自らの実践活動を通して、地域の教育環境の浄化や明るい家庭の建設及び生徒の非行防止に努め、生徒の善行賞揚等によって健全育成を図る。
a 高校生善行賞揚
表彰状授与(記念品を添える)
平成十五年十一月(表彰状授与式は各校にて行う)
 
4 全国高P連賠償責任補償制度への加入
  (目的)高校生一人ひとりを賠償事故から守り、健全な育成を支援する。
設立団体 (社)全高P連
補償期間 平成十五年四月一日
      〜十六年三月三十一日
掛け金  一人200円((財)静岡県高等学校安全振興会から助成)
加  入 学校単位
 
5 会報の発行
  (目的)会員の情報交換などPTAの機関紙として、会員相互の連携を図り共通理解を深めて、協力体制を構築する。
 発行 年間二回
 内容 本会活動の状況や今日的な教育問題など。
 
6 関係団体との連絡提携
  静岡県PTA連絡協議会等





 
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