平成十四年度
PTA指導者地区研修会 県下十一会場

志太・榛原地区

七月二日(火)
  於 焼津文化センター  参加者 二四三名

一 全 体 会
  (一)開会のことば
焼津水産高校PTA副会長
              飯島 猛召
(二)あいさつ
志太榛地区公立高校PTA連絡協議会
           会長 鈴木 健久
 今、私達がしなければならない事、そう考えた時、「自分の背中をもう一度ふり返ってみよう」という事です。自信をもって子供達に見せることができるかというと首をかしげたくなる時もあります。
自分も反省しながら又、自分の背中を子供達にしっかり見せられるように、この一年間をやっていこうという気持ちで、この日のテーマとしました。
 誇れる背中として子供に見せられる先生、保護者として努力し続けていきたいと思います。
(三)来賓祝辞
  静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
         事務局長 兼子  護
 本年度より完全学校週五日制が実施され、子供達が週休二日をどのように活用するかが将来的に大きく影響してくるだろうと思われる。どんなふうに活用させるかで今、小中高のPTAで大変な取り組みが行なわれている。各高校では行事、授業がPTA等の主催で実施されているが、これらは学校管理下ではなく、登下校時の事故の補償がされないということで問題になりましたが、高P連として安全振興会に働きかけ「学校管理下に準じて」安全振興会から従来通りの給付をするということが決定しました。これは全国に例のないことです。又、賠償責任補償制度に一括加入しましたので、安心して活動ができるようになりました。高P連として今後も皆さんの事業や活動がしやすいようにホームページを立ちあげましたので、メールで御意見をいただきたいと思います。

 志太榛原地区公立高等学校長協会
           代表 木津 悠志
 高等学校の制度が変わり、戸惑いながら高校生も親も先生もついていかなければならい。親として、ある時はつき離し、ある時は保護し、いつも過保護にならないように、そして、ある時はしっかり協力していかなければならない。
 交通安全、携帯電話、服装、アルバイト等子供は親に心配をかけまいと思いながらも親は心配する立場であります。よく話し合って親子が理解しあっていきたいものだと思います。


 
二 講 演 会
   「思春期とは」
  講師 県立こども病院
        名誉医院長 北條 博厚
 子供の頃は、自分の行動を対外基準に依存しながら成長する時期で、大人になって自立(自律)、反抗と自己主張を通して脱皮していく。依存から自分で考えて行動し、自分で自分の行動をコントロールすることを、思春期のモヤモヤの中を通して子供の中に育っていく時期です。
 教わった事をそのまま実行するのではなく、自分で試し、納得し、身につけていく時期、プロセスを経て子供は大人になっていくのです。つまり、それが反抗期、思春期であり、自己主張ばかりで生意気になって理屈を通そうとするのは子供が自分を試していくプロセスで、単に生意気になったと決めつけるのではなく、どこまで出来るか、みているか、という気持ちで許容することが必要ですが、一定の厳しさも教えていく事が思春期の子供をみていく上での一つの知恵です。

志太・榛原地区研修会・講演会
 問題をおこして非行に近い暴力的な事などおこしても家庭環境が安定し、愛された体験、自分の存在をみとめられていると体験した子は、必ず立ち直っていくのです。乳児期、幼児期、学童期、思春期、青年期の経験、学習のあり方が将来の人生を決めるのです。

 
 
三 分 科 会
第一分科会
 「思春期からの青年前期における
  親子関係」
  〜「家庭教育の在り方」〜
 
○問題提起
    相良高校PTA会長 三井 雅春
 最近、学校教育の大切さとともに家庭教育の大切さが叫ばれている。新聞によると「切れる子供」の要因は、家庭における「不適切な養育態度」「両親の不和」の二点であり、いかに家庭教育が大切であるかがうかがえる。揺れ動く子供たちの心をしっかり受け止めるには家庭の土台がしっかりしていなければならない。本校のアンケート調査を基に、親としてどのような態度をとり、理解をしたらよいかを探っていきたい。
 
○討 議
 アンケート結果の報告を増田副会長より受け討議が行われた。家庭の会話の状況はよく話す家庭もあれば、全く話さない家庭もあり、子供たちの性格にもより様々であった。会話を持つための工夫として、多感な年ごろで会話をしたがらない子供が多く、保護者からは身近な話題や要点をまとめて簡潔に話す等、苦労している姿がうかがえた。教師側も最近の生徒は納得しないと耳を貸さなくなっており、ノートの交換等、心を開かせるため様々な努力をしているようであった。また、祖父母のいる家庭では落ち着いている生徒が多いとの話もあった。良い親子関係を作るためには、会話の長さではなく、子供が落ち着く環境が大切であり、家族が暖かい関係を築かなければならないという結論に達した。
 
○助 言
    焼津水産、島田、島田商業、
    金谷、吉田、各高校長
 今回の全体会のテーマにもある「背を見て育つ」ためには、背を見るように育てなければならず、親本人がしっかりした人格者にならなければならない。家庭教育の基礎は、属する場所における自己肯定感を持たせること、父性母性のバランスある愛情教育である。特にそれを大きく担うのは母親の役目であり、自分の子供を絶対的に信頼する「祈りの教育」も必要である。
 
 
第二分科会
  「オーバーナイトウォーク」
  〜子供の健全育成を目指して〜
○問題提起
    大井川高校P副会長 鈴木  稔
 「オーバーナイトウォーク」をPTAが主体的にかつ真摯に活動することが、子どもに親の背中を見せ、子どもたちの心と体の健全育成につながることを信じ、今後も家庭、学校、地域の連携を一層強めながらPTAの活動をしていきたい。
 
○討議・協議

志太・榛原地区研修会・分科会
 オーバーナイトウォークについての意見・感想、土曜日の活用状況、、子どもの健全育成についての各校の取り組みなど、様々な発言があった。主な内容は次のとおりである。
 一般的に、危険を伴う行事は縮小・中止の傾向にある。しかし、このオーバーナイトウォークは、友達同士励まし合い、親に激励されながら歩き続ける。自然と触れ合うことができる。子どもの健全育成、PTA活動の活性という観点からも素晴らしい行事であり、永く続けてほしい。
 
○助 言
    藤枝西、焼津中央、榛原、
    大井川、各校長
 子ども達に自信をつけさせるために、学校と家庭で協力し、様々な経験をさせることができたらいいと思う。
 完全週五日制になり、学校行事が縮小される傾向にあるが、生徒が活発になる行事は削らないでほしいと願っている。
 また、学校週五日制は、休日の過ごし方について、親や地域の人たちが子どもの健全育成のために積極的に関わりを持つことを期待した制度ではないかと思う。
 
 
第三分科会
 「東海地震に備える高校の取り組み」
 〜 親・子・学校・地域防災の現状
              と課題〜
○問題提起
    焼津中央高校 総務課 杉山 隆弘
 東海地震の危険性が叫ばれてから、四半世紀が経過し、県民の意識の風化が指摘されている。しかし、多くの観測結果からは逆に差し迫っているという報告も多い。そこで、本校PTA会員に平成8年に実施したアンケートと同一のものを本年度の会員にも比較実施した。結果は、携帯電話の使用が多く見込まれるなど、予想通りのものとなっている。本分科会では、焼津中央高校の防災教育の現状を概説し、現在までに考察・検討されていない今後の課題を述べ問題提起をした。
 
○協 議
 東海地震が余り意識されなくなっているが各校の現状で、防災を再認識する良い機会になったといえる。
 各校の具体的な取り組み例も示され、救助技術・イメージトレーニングの有効性、地域の避難所としての役割や運営についても協議された。

 





このホームページ内の画像及び文章の著作権は、静岡県公立高等学校PTA連絡協議会に帰属します。