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浜松・西遠地区
七月一日(月) 於 浜松青年女性センター 参加者 一四一名
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一、開会のことば
気賀高校PTA会長
尾藤 守
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二、常任理事校あいさつ
浜松北高校PTA会長
鈴木 敏弘(静岡県高P連副会長)
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三、PTA指導者研修会報告
浜松市立高校PTA副会長
中川 賢二
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平成十四年度PTA指導者研修会が県教委主催で、六月十五日に、静岡市の「あざれあ」にて行われた。幼・小・中・高のPTA役員約百八十名が参加した。テーマは、「完全学校週五日制とPTA活動」である。
講演として、文部科学審議官御手洗氏の、「子どもの夢を育む教育改革」があった。
現在、高校卒業後、六、七割の生徒が上級学校に進学し、世界の状況も大変変化してきている。今のままの学校ではいけないということで、二十一世紀教育改革プラン(レインボープラン)が示されたので、以下に記してみる。
P わかる学習で基礎学力の向上を計ろう
Q 多様な奉仕体験活動で心豊かな人を育てよう
R 楽しく安心できる学習環境を整備する
S 父母、地域に信頼される学校作り
T 教えるプロとしての教師の育成
U 世界水準の大学作り
V 新世紀にふさわしい教育理念、基盤の確立
以上が提示され、学校週五日制に対する考えが述べられた。
週五日制になるということは、授業時間が、三十時間から二十八時間になるということであるが、先進国では五日制は、あたり前に行われていることである。学校で全てを行うことは無理なことであるので、まず、「何でも自分で考えることができる力」を育てたい。今でも、日本は国際的に見て、学力としては全ての分野において上位グループにあるが、学習意欲に関しては最低レベルにある。学校・社会において「心の教育」が大切であり、大人が子供と一緒に活動して自らが手本となることの重要性が述べられ講演は終了した。

浜松・西遠地区研修会・全体会
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この講演を聞き、レインボープランが幻に終わらない為にも、全てを学校だけに頼ることなく、家庭・社会において、自分たちから変えていかなければいけないという思いを強く抱いた。
午後からは、分科会ということで、高校の部は二十名ほどで行われた。各校のPTAの代表の方たちと意見交換する中で、特色ある学校作りが大切である、という結論に至った。
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四、講 演 |
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演題
「子どもの心が見えますか」
思春期の子どもたち
講師
社会福祉法人「いのちの電話」
評議員 植田 睦子
「いのちの電話」とは、今から五十年前にイギリスの少女の自殺を契機にできたもので、浜松では、開局して十六年が経過した。この相談員の仕事を通して、電話をしてくる人たちの「つらい」という気持ちを受け止めることの大切さを感じるようになった。「聴く」という漢字の示すように、十分注意を払い、心の中を見ようという気持ちで取り組んでいる。今日は、この仕事を通じて学んだことを述べていきたい。
まず、「心を開く」ことの大切さを痛感している。心を閉じた子は、こちらの言うことを聞かないし、聞けない。性の話でも、学校でいい子にしている子は友人に話せない。そういう子には自分のことを本当に話せるようになるといいね、と促す。
また、この頃の子は、「自傷行為」もとても多く、「死にたい」「手首を切った」という電話もある。泣いていても、「泣いていたらわからない」と言うのではなく、「何かよほどつらいことがあったのね。」と優しく聞くようにしている。聞いてもらうことにより辛さは減る。思春期は、イライラが募り、暴言を吐くこともあるが、そのイライラを受け止めることが大切であり、言語化できれば、その気持ちが解消されることもある。
心の成長を考える上で、人生を三段階に分けることができる。
第一ステージ=0歳〜思春期
第二ステージ=思春期〜二十歳
第三ステージ=二十歳〜死
「いのちの電話」には、思春期の若者と、大人が電話してくる。小さい時に認めてもらえなかったこと、かわいがってもらえなかったことが話題になる。幼児虐待している母親からも電話がある。心の土台となる栄養(=親からの愛情)をもらってないので、親になりきれていないのである。
この中で、今日は特に第二ステージについて注目していくこととする。思春期は、体はしっかりとしてくるが、心が成長しきれない者が出てくる。幼児期に愛情が不足していたか、逆に愛情がたくさんありすぎても、指示待ち族となる。高校まではいいが、大学に入ると指示する人がいなくなり不安になり、宗教に走ったり、自殺しようとしたりする者が出てくる。
体は大人であるが、心はまだ子供という自立できない者、自分で判断することができない者は愛情をたくさん与えていくうちに大人になっていく。自分が信用されているという気持ちを味わうことも大切である。迷っている者については、どうして迷っているのかフィードバックし、自分で見つけ出せるようにさせる。
「ね、話してみない、あなたの中に答えはある。」という、「いのちの電話」のパンフレットの言葉にもあるように、人格を尊重することが第一である。これをしなかった為に起こった悲劇が沢山ある。自分の通っている学校をいいと認めてくれなくて家庭内暴力が起きる。これは、親のエゴが引き起こすことで、あるがままを認めるようにしたいものである。

浜松・西遠地区研修会・講演会
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結局、親が子供を守るという姿勢が重要で、その思いは自然に子供に伝わるものであり、子供はそのことによって、自信がわいていくる。何かあっても自分で跳ね返せるようになる。
「わかる」ということが大切であり、わかってもらえたということから子供は心を開くようになり、こちらの言葉も入っていくようになる。問い詰めるだけでは、萎縮したり、自分を責めるだけでいい方向にはいかない。十六年間この仕事をしてきたが、「わかる」ということの重要性をひしひしと感じつつ、電話の中の心の叫びに耳を傾ける毎日である。
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五、閉会の言葉
浜松西高PTA会長
澤根 孝佳
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