総会・事業計画

 平成十四年度  県高P連総会

 六月五日(火)しずぎんホール(ユーフォニア)において、鈴木善彦静岡県教育委
員会教育長のご臨席をいただき、恒例の総会が開催された。
 西原会長は、挨拶の中で、
・完全学校週五日制実施で、土曜日の活用や授業の在り方対応など、親と学校がとも
 に考える機会を与えてくれた家庭及び地域における教育の重要性を自覚し、余暇時
 間の健全な活用を促進する。
・情報公開と説明責任を果たすために、ホームページを開設した、事業や会計などに
 ついて公開すると同時に、新しい時代にあったPTA活動を推進できるよう諸施策
 を検討する。
・交通安全について、三ない運動「免許を取らない・乗らない・買わない」は、全高
 P連で決議された。高校生の関わる交通事故防止対策に親としてどのような支援・
 取り組みできるかを積極的に推進したいと強調した。
 総会は、前年度事業・決算報告及び県連役員改選並びに事業計画・予算書案等が提
 案され、出席した会員三三三名の満場一致では、承認された。


祝 辞

 静岡県教育委員会教育長  鈴木 善彦

 平成十四年度静岡県公立高等学校PTA連絡協議会総会の開催おめでとうございま
す。皆様には、日ごろ高校教育あるいは青少年の健全育成へ大変心強いご支援を頂き
ありがとうございます。
 また、本日功労者として百七名の方が表彰されると伺っております。長い間の御尽
力、様々な御活躍の御功績ということで、誠におめでとうございます。今後も引き続
き私どもへの御支援もよろしくお願いいたします。
 さて、二〇〇二年は教育界にとって大変重みのある年であり、教育改革元年と言わ
れるように、完全学校週五日制を始め諸々の改革、施策が進んでおります。本県では、
そうしたことを受けて「感性・知性・心身」の調和のとれた静岡教育の一層の推進に
努めるとともに、特に今年度私がいろいろな機会にお願いしているのは、「こころざ
し」を持った子どもの育成ということであります。
 数日前の新聞に、日本の子どもたちがやや悲観的で、自分自身に対して肯定的でな
いということが報道されていて、一つの大きな問題であると感じました。私たちは、
子どもたちに自分の目標をひたむきに追う、あるいは自分の良さを追求するといった
意味で、「こころざし」の灯をともしたい、今一度、学校や家庭、社会のあり方を通
して、子どもたちの「こころざし」を高めていきたいと考えております。
 先日藤枝西高校で、「移動教育長室」ということで、たくさんの皆さんとお話をさ
せていただき、特にPTAの代表の皆さんの生の声を伺って、これからの教育を推進
していく上で非常に貴重な機会になりました。皆様からの投げかけで大変印象に残っ
ているのは、今日、学校は何をするところであろうか、という問いかけです。そして
皆様は、学校はまず勉強を教えて、その上で子どもたちの心や体を鍛えてほしいとい
うことでした。それでは、躾や社会性はどこが担うべきか、ということになり「でき
れば学校で」という声もありましたが、躾は一義的に家庭の責任ではないだろうかと
いう御意見が相次いで出されました。五日制というのは、五日間の学校生活をより充
実させることであり、また二日間を子どもたちが自分で行動を選択するという、腹の
据わった教育の改革ですが、特に自己選択を子どもたちに委ねる場合、任せっぱなし
でなく、学校としての役割や、家庭、社会の役割を明確にし、相互の連携を図らなけ
ればならないと思います。

 昨日も三つほど高校を見せて頂き、非常に安心しましたのは、生徒が土曜日に部活
や資格試験の準備に取り組んだり、勉強をしたい生徒には、学習の講座を設ける備え
もしているということです。世間が心配していた、ゆとりどころかゆるんでしまうの
ではないかということについては、学校、PTA、地域の皆さんのおかげで順調なス
タートが切れていると感じました。もちろんこれから改善すべき点もあろうかと思い
ますが、この改革は二十一世紀の担い手を育てる改革ですので、子どもたち一人一人
が一層たくましくなるように、学校、家庭、社会が新たな役割分担や連携を図ってい
かなくてはならないと思います。
 私自身も子育ての中でたくさんの失敗も重ねて来まして、振り返りますと、今日の
改革で大切なのは、家庭も社会も、子どもともっと間近に、正面から向き合うことだ
と思われます。この十年くらい、子どもから目をそらしたり遠慮していたように思い
ます。やはり、勉学の大切さをしっかり伝えたり、ほめたり、叱ったり、というよう
なメリハリのある子どもとの関わりが、「こころざし」を育てる上で非常に大切では
ないかと、感じております。
 そうした役割分担や連携の中で、PTA活動はこれからますます大切になりますし、
私たち教育界のPTAへの期待が一層大きくなってくるものであります。
 本県の教育のために、これから高P連が一層の発展を遂げられまして、子どもたち
の教育に力を合わせてお願いできたらと思います。
 それでは今年一年、よろしくお願いいたします。

 

 

事業計画


[目 的]
 青少年の健全な育成と高等学校教育の望ましい発展を希求するPTAは、生涯学習
の視点に立って、自らの資質の向上を図ると共に、社会教育団体として家庭・学校・
社会の連携を図り、地域の教育力の充実発展に寄与する。そのため、以下の事業を企
画し、これらを積極的に推進する。

★[重点目標]

一、自主的、主体的なPTA活動を推進し、充実した特色ある学校づくりを支援する。
二、家庭教育の充実を目指して、会員の研修を積極的に推進する。
三、学校及びPTA相互の連携(公立、私立を問わず幼・小・中・高校)を密にし、
  地域ぐるみの青少年の健全育成を図る。
四、会員自らの実践を通し、教育環境の整備及び浄化を図ると共に、その一環として
  生徒の善行を賞揚する。
五、社会教育との一層の連携強化を図ることによって、地域社会の教育力の充実、発
  展に寄与する。
六、「完全学校週5日制」が実施されるにあたり、家庭及び地域における教育の重要
  性を自覚し、余暇時間の健全な活用を促進する。
七、情報公開と説明責任を果たすために、ホームページを開設し高等学校PTA連絡
  協議会の事業や会計などについて公開すると同時に、新しい時代にあったPTA
  活動を推進できるよう諸施策について検討する。

★事  業

一、PTA研修会の開催
  (目的)青少年の教育には、保護者自身の指導力を高め、家庭教育の充実を図る
  と共に、学校と地域社会との連携を深め、教育の成果を一層確かなものにしなけ
  ればならない。そのため、次の研修会を開催する。


@指導者研修会(総会時)

  期 日 平成十四年六月五日(水)
  会 場 しずぎんホール(ユーフォニア)
  参加者 単位PTA指導者
  内 容 総 会・全体会・表彰
      研修会 講 演
      「家庭における交通安全教育の進め方」
        講師 弁護士 高山 俊吉氏


A地区指導者研修会

  期 日 平成十四年六月〜九月
  会 場 県内十一地区
      (盲・聾・養護P連も含む)
  参加者 各単位PTAから指導者二十名
  内 容 青少年健全育成・家庭教育の在り方・地域活動の進め方等、各地区の課
      題解決のためPTA研修


B特別委員会

  期 日 平成十四年十月
  会 場 静岡市内
  参加者 各単位PTA会長等
  内 容 全体会・分科会等
      ・地域を担うPTA
      ・高校生のための特色ある教育・専門高校の活性化
      ・中高一貫教育
      ・学校評議員制度
      ・交通安全教育・その他


二、PTA指導者県外・海外研修

@東海地区高等学校PTA連合会総会・研究協議会(愛知)

  期 日 平成十四年六月十九日(水)
  会 場 愛知県 名古屋市公会堂
  参加者 東海4県代表者及び希望者
      ・総 会
      ・研究協議
       ◎高等教育とPTA(三重県)
       ◎家庭教育とPTA(岐阜県)
       ◎生活指導とPTA(静岡県)
       ◎進路指導とPTA(愛知県)

A全国高等学校PTA連合会大会

  (北海道大会)
  期 日 平成十四年八月二十一日(水)〜二十三日(金)
  会 場 北海道 旭川大雪アリーナ他
  参加者 全国PTA会員及び希望者
  研究メインテーマ
      『新・呼吸する教育の大地』
  研究協議題 六分科会
        特別分科会
        ・国際化・情報化の進展とPTA活動

         (基調講演とパネルディスカッション)
        ・高校生と語る(親と高校生と教師によるグループ別討議)

 
  記念講演
    演題「ラベンダーと共に生きて」
    講師 ファーム富田社長  富田 忠雄氏


B海外視察研修

  期 日 平成十四年十二月三(火)〜七日(土) (四泊五日)
  会 場 中国 浙江省
  参加者 県教育委員会関係、県私学協会関係、県専修・各種学校教育振興会関係、
      高P連関係
  目 的 修学旅行・研修旅行等のための視察及び友好交流

三、青少年育成活動事業

  (目的)
    会員自らの実践活動を通して、地域の教育環境の浄化や明るい家庭の建設
    及び生徒の非行防止に努め、生徒の善行賞揚等によって健全育成を図る。

@PTA「子育てサロン」

  実施期間 平成十四年四月十八日から平成十五年三月二十八日
  設置場所 実施PTA該当校の教室等
  活動内容 
       ・PTAの研修や打ち合わせ会
       ・PTAの各種サークル活動
       ・子育てに関する情報交換等
  開催回数 毎月二回程度開催

A高校生善行賞揚
   表彰状授与(記念品を添える)
   平成十四年十一月(授与式は各校で実施)

四、会報の発行
 (目的)
   会員の情報交換等PTAの機関紙として、会員相互の連携を図り共通理解を
   深めて、協力体制を構築する。
   発行 年二回
   内容 本会活動の状況や今日的な教育問題等

五、関係団体との連絡提供
  静岡県PTA連絡協議会等




 
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