研修旅行調査視察団 視察報告書

  4.視察を終えて
 盛りだくさんの視察旅行であった。4泊5日であったが、初日、最終日は移動であるので、実質3日の視察であった。
 実際に修学旅行を実施するときも同様であるが、中部国際空港が来年2月にオープンし、杭州への直行便が運行されれば、初日の3時間程度(今回、上海から杭州への移動にかかった時間)が、研修に使えることになる。路線ができることを期待する。
  磐田西高校は現在、4泊5日の内、杭州、上海それぞれ2泊を計画しているが、上海2泊が必要かも考えてみたい。
  杭州市旅遊委員会の日本からの修学旅行生受け入れに対する態度は、視察学校の紹介、修学旅行説明会の開催時の雰囲気などから、積極的であると感じた。また、長期休暇を利用した日中高校生の交流も構想に有るようだ。
  今後、国内の修学旅行を担当する旅行社が、どれだけ学校の意図するところを汲み取り、現地の旅行社との連絡を取っていくかが鍵になりそうである。 
  また、事故が発生した場合の対応に不安を持っている。今後、計画を進めるに当たって、旅行社を窓口とするとともに、国際室の関与もお願いしたい。
 
   
現地高校との交流
 200人、300人の大勢で交流するのは難しいように感じる。
  特に今回は、スポーツ・文化交流視察であったので、受け入れ側の学校でも、交流は競技種目単位(20−30人程度)を想定しているようであった。スポーツ関係は少人数のほうが交流しやすいであろう。しかし、第四中学校のように、普通科で授業の中でスポーツ、芸術等を勉強しているような学校では、交流の内容を工夫すれば十分可能と考える。
  交流の時期は、何日かを一緒に過ごすような交流、例えば、スポーツの合同練習のような場合、試合の無い夏休みが良いとのことであった。
  体育学校の校長は、ホームステイも可能とのことであった。
  訪れた学校は、新旧あったもののどの学校もきれいに清掃されており、環境のよさが伝わった。また、学校の入り口には、守衛室(?)が有り、絶えず監視員が在駐しており、校内の治安は心配ない。
 
観  光
 杭州は、西湖を中心とした地域とそれを取り巻く地域、また、少し離れた地域と多くの観光施設が点在し、南宋時代に都が置かれたこともあって当時を再現した町並みもあり、生徒も興味がもてそうである。
 
ホテル
 杭州では、花家山荘を見学したが、室内の状況、設備等市街地のホテルに比べると見劣りがする。また、静かな場所ではあるが市街地から遠いため、不便に感じるところがある。
  料金が折り合えば、市街地に探すことも考えたい。
 
食  事
 杭州料理、上海料理ともに問題はない。杭州料理は、新しい食材、調理方法を取り入れた新杭州料理があり、さらにメニューも広がっている。朝食もホテルであれば、洋中バイキング形式で、自分に合わせて食べることができるであろう。
 
治安・交通安全等
 杭州市の治安は、総じて良いと思われる。
  市内には、公安(警察官)が、白バイ、パトロールカーで絶えず巡回している。また、観光客が集まるような道路の交差点、横断報道付近にも配置されている。
  朝の通勤時間帯(6時頃には大勢の市民が自転車などで出勤する)には、交差点で自転車の走行を指導する人も出ており、高校生らしい女の子が、停止線より先に出ていると言って、注意されていた。
  修学旅行生が宿泊するホテルにも、要望により公安局の職員を宿泊させる、などの対策もとることができる。
  犯罪への対策は問題ないと思うが、バスやタクシー、個人の乗用車、また、歩行者などの交通マナーの悪さは、並大抵ではない。国際免許を持っていっても、杭州では運転できないだろう。歩行者は、信号も何もなく、横断歩道もまったく関係なく渡っている。見ていてハラハラしどうしである。
  100人もの生徒を道路を横断させるときには、十分な注意が必要である。横断し始めたら、途中で信号が変わっても、歩くペースを変えないでそのまま渡るのがコツだそうである。途中で走り出したりすると、運転手のタイミングが狂い、かえって危ないとのことである。
  また、町の中では、偽ブランド品を売るものが付きまとうので、その対応も必要である。




 
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