研修旅行調査視察団 視察報告書

杭州第四中学校
 小学校は日本と同じ6歳で入学し6年で卒業する。
  「中学」と呼ばれるものが3年ずつに分かれ、前半の「初級中学」が日本で言う中学校に相当、後半の「高級中学」が日本の高校に相当する。 手に職をつけるため、「初級中学」卒業後、技術学校に進学するものも多い。
  第四中学校は西湖の東側にある市街地の南部に位置しており、河坊街の近くにある。
  徐副校長、体育主任の虞先生、芸術主任の戴先生が対応してくださり、学校の概要説明の後、質疑、校舎見学を行った。

  浙江省が指定する一級重点中学校で、市内に7校あるうちのひとつである。道徳教育、芸術教育の先進校で、浙江省、杭州市それぞれの人民政府から「文明単位」の称号を受けている。また、中国教育部の現代教育技術実験学校にも指定されている。
  「文明単位」という言葉は、我々には馴染みがないものであるが、一言で言って社会における社会的信用度表示のようなもので、企業等にも使われ、学校においては学習環境・教育力等のグレードが高いことを示すものである。
  生徒数は、約2,600人、教員は230人である。


■副校長から
 
本校は、生徒の得意な分野を伸ばすことと、特にスポーツと芸術に力を入れている。
  経済発展とともに国際化が進んでいて、今後、学校の中に「国際交流部」を作る予定である。先月、ドイツの中学生(高校生)の修学旅行があり、ホームステイをした。互いの国の文化の交流を行い、相手国の教育の理解を進めたい。
 社会文化の発展は、中学生(高校生)の教育にいろいろなことをもたらした。インターネット文化は、その影響が大きい。


  中国教育局は、中学校教育の中で特に道徳教育に力を入れている。学校教育が中心になることは当然だが、家庭、社会の協力が必要。寄宿舎教育も考えている。
  給食をやっているが、食事の仕方も厳しく指導している。社会が変化している中で、教育は重要になっている。
  日本の教育は厳しいと聞いている。中国の儒教の影響をまだ保持しており、礼儀作法には厳しいと聞いている。隣国であるので、生活文化は似ているところがある。豊かな経験から、いろいろな意見を頂きたい。





虞先生(体育担当)
 生徒の個性に合わせたスポーツ競技の向上と、体育健康の理解の2つの分野に力を入れている。
  施設と入学する生徒の個性にあわせ、バスケット、バドミントン、サッカー、卓球を中心にやっている。指導は生徒の興味を引き出すことを重視しており、意欲を高めることが特質を高めることにつながる。競技大会を行い、興味を高めている。
  杭州市では、陸上競技で3位、バスケットで昨年優勝、であった。
  在校生の中に2級(プロに相当)に達した生徒が2人いる。

戴先生(芸術担当)
  杭州市では芸術教育を前進的にやっている。全国芸術教育のモデル校になっている。
  音楽の他に、芸術団を作っている。合唱団はコンクールで何回も優勝し、イギリス訪問をした。歌手を養成したこともあり、昨年は全国コンテスト女性独唱部門で2等を取った。
  合唱団のCDを作っており、来春に完成する。そのほか、吹奏楽では中学生歌舞団の一部に参加した。アメリカ、ドイツの中学校(高校)と交流を行った。民族楽器も行っている。


 9月1日から新年度で、生徒は夏休みのためいない。
  校舎を見学したが、各階の入り口(階段を上がり、廊下に入る場所)には格子状の仕切りがあり、鍵がかけられる状態になっている。教室の大きさは、日本の教室とほぼ同じ大きさであるが、50人を超す生徒が入って学ぶ。窓も小さく、夏であれば暑くて環境は良くない。



視聴覚室やスタジオ(放送番組を制作する)などには箱型の冷房装置が置いてある。
  見学者も多いらしく、学校の歴史や教育の成果を示すパネル、競技大会のトロフィー等の展示室が作られている。校舎の入り口には、学校のグレードを示すパネルが掲示されている。
   



 
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