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外研修
中国浙江省杭州市を視察
学校教育の一環として行われる海外への修学・研修旅行は、国際理解教育の促進とともに年々増加している。中でも中国への旅行はこれまで訪問先としてトップだった韓国を抜いて、昨年度参加人数で第1位となり、ますます増える傾向にある。
そこで、本県教育委員会・私学協会・高P連関係者32名が中国浙江省杭州市を訪問し、取り組みを聞くとともに伝統文化や観光ポイント等を視察した。(この視察は、静岡県・浙江省友好提携20周年を記念して、友好都市浙江省の省都杭州市人民政府・杭州市旅遊委員会の招請により行われたものである。)
視察の概要
<中国修学旅行・研修交流情報>
1.
県高P連参加者
(副団長)
鈴木敏弘
県高P連副会長(県立浜松北高等学校PTA会長)
波多野吉美
県立浜名高等学校PTA会長
高橋哲代
県立三島北高等学校PTA副会長
兼子護 県高P連事務局長
2.
日程
12月4日
名古屋 → 上海 → 杭州
5日
高校修学・研修旅行懇談会議
伝統文化・観光ポイント参観
杭州市人民政府・杭州市旅遊委員会歓迎レセプション
6日
学校訪問、家庭訪問
伝統文化・観光ポイント参観
7日
杭州 → 上海
学校訪問、
伝統文化・観光ポイント参観
8日
上海 → 名古屋
3.
内容
(1)
高校修学・研修旅行懇談会議
杭州市側から、人民政府副秘書長、人民政府弁公庁処長、人民政府外事弁公室副主任、教育局局長、公安局出入境管理処副処長、文化局副局長、衛生局医政処処長、外事旅遊バス公司副総経理、学軍中学校長、高級中学校副校長、宋城華美中学校常務副校長が出席し、関係事項を説明。
主なものをあげると
・治安については問題ないが、なお一層安全な町にするよう努力している。警察は24時間パトロールしどんなときでも対応ができるようになっている。要望があればホテルに警察官を宿泊させることも可能である。
・病気や怪我に対しては、24時間対応の病院も準備している。なお、緊急を要する病気や怪我には、120番(日本の119番)で対応できる。
・交通の安全確保には最大の努力をする。
・入国手続きを簡略化する。(修学旅行生に対しノービザ化を推進)
・ホームステイは、人数が多くなければ可能。(相互に)
・現地での生徒の交流可能。
・学校訪問は、1月・6月の試験期を避けることが望ましい
・名古屋からの直航便を計画している。
受け入れにあたっては、観光局、教育委員会、公安、交通関係機関などを中心に修学旅行指導委員会を設置、また、大手旅行社に安全対策本部を設置するなど、安全対策、医療態勢、通信等の充実をはかっている。ホテルも衛生・セキュリティーの充実、食事の種類を豊富にするなどのサービス向上に努めている。
(2)
学校訪問
・杭州学軍中学校
学生・教職員ともに力量がある杭州一番の中学校である。全員が大学進学を希望する。
学生数 2200人、 教職員 212人
・杭州高級中学校
学生・教職員ともに力量があり学軍中学校に次ぐ学校である。
学生数 1800余人 教職員 218人
・杭州宋城華美学校(私学)
創設2年目の全員寄宿制の私立学校。3000人規模の学校で幼・小・中学生が学んでいる。
現在の学生数 1500人
・上海市第一中学校
建物としては新しくはないが、校舎内は落書きや破損箇所など全く見当らないきれいな学校である。(自己責任による)
訪問したいずれの学校も施設設備は整い、先生方の教育に対する意欲・気迫が伝わってきた。
(3)
家庭訪問
ホームステイを行うときのために、ごく一般的な家庭を訪問した。部屋数等はそれほど多くないが、洋式の生活で落ち着いた雰囲気である。
(4)
参観した主な伝統文化・観光ポイント
(杭州)
・西湖―中国四大美女のひとり、西施に譬えられる美しい湖。朝夕、春夏秋冬、日々刻々千変万化を繰り返す湖。いつ訪れても美しいことで知られる湖。
・西冷印社―西湖の北側の弧山にあり、書道と彫刻が一体となった中国の金石篆刻を研究する印章学の学術団体。
・六和塔―銭塘江の高潮を鎮め、また灯台の役目をさせるため宋代に建てられた国宝指定の塔。
(上海)
・上海博物館―新石器時代から現代に至る貴重な文物が10万点以上も所蔵されている。イヤホーンで解説が聞ける設備がある。
・上海雑技団―世界的に有名なエンターテイメント集団。人間技とは思えないアクロバットなどが見られる。
今回の調査視察は、中国(杭州市)側の修学・研修旅行の受け入れ態勢等を知ることができ大変意義あるものであった。
今後、中国への修学・研修旅行を計画する学校においては、中国側との連携を密にすれば、生徒たちの心に残る充実した修学・研修旅行が実施できるものと思う。
(高P連事務局 兼子 護)
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